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カウント・ベイシー 1963年来日COUNT BASIE ORCHESTRA in JAPAN 1963

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カウント・ベイシー楽団の1963年初来日論


カウント・ベイシー・オーケストラの初来日は1963年でした。当時のベイシー・ファンの欣喜雀躍ぶりは文字では書けないほどでした。しかし、残念ながら写真やメディア報道は残っていないのです。

スイング・ジャーナル 1963年5月号

<カウント・ベイシー来日決定>
カウント・ベイシーは、5月26日に歌手を加えた18人のメンバーを率いて日本にやってくる。本格的な黒人ビッグ・バンドの来日ははじめてであり、ジャズのエッセンスのような演奏はファンの大歓迎を受けるだろう。
<予定メンバー>
カウント・ベイシー(L,p) ジョージ・コーン、アル・アーロンズ、フィリップ・リカード、アーニー・ロイヤル(tp) グロバー・ミチェル、ヘンリー・コーカー、ベニー・パウエル(tb) エリック・ディクソン、フランク・ウェス、チャーリー・フォークス、マーシャル・ロイヤル、フランク・フォスター(sax) フレディ・グリーン(g) ジョージ・カトレット(b) ソニー・ペイン(d) アイリーン・リード(vo)
<公演日程>
5月26日 来日
5月27日 東京厚生年金ホール 7時
5月28日 東京厚生年金ホール 7時
5月29日 東京厚生年金ホール 7時
5月30日 名古屋市公会堂 6時半
5月31日 京都会館 6時半
6月1日 大阪フェスティバル・ホール 7時
6月3日 東京厚生年金ホール 7時
6月4日 東京厚生年金ホール 7時
6月8日 (東京で予定もあるが未定)
<入場料>
S 2,000円 A 1,800円 B 1,500円 C 1,200円 D 1,000円 E 700円
<特集記事>
・グラビア/ジャンプする黒い伯爵
・歴史的にみたカウント・ベイシー楽団(牧芳雄)
・モダン・ジャズとカウント・ベイシー(蔡垂炳)
・三枚のレコードに聴くカウント・ベイシー(瀬川昌久)

スイング・ジャーナル 1963年6月号

<公演日程>
5月27日 東京産経ホール 7時
5月28日 東京産経ホール 7時
5月29日 東京産経ホール 7時
5月30日 名古屋市公会堂 6時半
5月31日 大阪フェスティバル・ホール 7時 ←間違っています。
6月3日 東京厚生年金ホール 7時
6月4日 東京厚生年金ホール 7時
6月8日 東京厚生年金ホール 7時
<入場料>
S 2,000円 A 1,800円 B 1,500円 C 1,200円 D 1,000円 E 700円
<特集記事>
・カウント・ベーシー/その魅力と楽しさ(座談会:油井正一・久保田二郎・原信夫)
・ベーシーとその輝けるサイド・メン(編集部)
・カウント・ベーシー・バンドの醍醐味(編集部)
・来日シンガー、大物に決定!ジミー・ウィザースプーン(編集部)
※注:これらの記事はすべて実公演以前に書かれたものです。
<来日ジャズメンを聴いて>
・ルイ・サッチモを聴いて(河野隆次)
・ライオネル・ハンプトンを聴いて(いソノてルオ)
※カウント・ベイシーの視聴レポは無し

スイング・ジャーナル 1963年7月号

<特集記事>
・グラビア・ページにステージ写真が1枚のみ。
ベイシー・コンサート評は一切なし。

Count Basie and His Orchestra Photo by T. Arihara

左のページの写真は意味なし。右ページの写真は意味不明。センスのカケラも無い。

ベーシー・リズムの一翼を荷うグレッチ!!

SJ誌5-6月号に日本楽器さんのカッコいい協賛広告が掲載されていました。「カウント・ベーシーのリズム・セクションの一翼を荷うフレディー・グリーンの素晴らしい音色は黄金の音色と云われています。それは彼愛用のグレッチ・ギターから生れ出る音色です」と。 当時、フレディ・グリーンはグレッチ・ギターの広告塔になっていましたね。フレディ・グリーンは1940年代から「Stromberg Master 400」(19インチ)というギターを愛用していましたが、これが1950年代の半ばに製造中止・メンテ不可能となり、やむなく「Gretsch」社にそっくりの機種をオーダーメイドしてもらったのでした。

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このように来日当日の模様を報じるものが無く、仕方ないのでとりあえず当日会場で頒布されたパンフレットの一部をここに紹介しておきましょう。

カウント・ベイシー楽団パンフレット1962年
表紙

カウント・ベイシー楽団パンフレット1962年
開催日・会場

カウント・ベイシー楽団パンフレット1962年
出演者

カウント・ベイシー楽団パンフレット1962年
出演者

カウント・ベイシー楽団パンフレット1962年
プログラム I

カウント・ベイシー楽団パンフレット1962年
プログラム II

ダーク・ダックス
ダークダックス「ストックホルムのたそがれ」

アイジョージ
アイ・ジョージ

パンフレットには、野口久光氏の「カウント・ベイシーについて」、油井正一氏の「ジャズ史におけるカウント・ベイシー」と題した論文、飯塚経世氏の「曲目解説」、ダーク・ダックスの「ストックホルム・ライブ・レポート」、アイ・ジョージの「ニューヨーク・ライブ・レポ」など満載で、最近のスカスカの高額パンフレットより読み応えがあります。(しかし、ダーク・ダックスとアイ・ジョージの「オレは先に外国で聞いてきたんだぞ」という無粋な自賛コラムには、率直に言って気持ちのいいものではありませんでした。)

(2019/03/13)